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美容皮膚科で処方されるおすすめの内服薬3選
注意点も合わせて解説
コラム05

おすすめ治療やセルフケア方法も解説

目次

最近はさまざまな美容治療が選択できますが、内服薬の使用も美容治療の1つです。 メスやレーザーを使用しない美容治療のため、気軽に始められる点からも内服薬の使用に興味を持っている方もいるでしょう。
美容皮膚科で処方される内服薬は市販薬とは違い、有効成分の効果が認められているため、肌トラブルの改善や美肌効果を実感できるでしょう。

この記事では、美容皮膚科で処方されるおすすめの内服薬3選や注意点などを解説します。 美容皮膚科で処方される内服薬について知りたい方や選び方や注意点などを知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

美容皮膚科で処方されるおすすめの内服薬

美容皮膚科で処方されるおすすめの内服薬

ここでは美容皮膚科で処方されるおすすめの内服薬を3選解説します。
どういった悩みに対して処方されるのかについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はメラニンの生成を抑える効果があり、美白やシミ治療に使用される内服薬です。

本来は止血剤として開発されましたが抗炎症作用が注目され、現在は肝斑や色素沈着の改善に効果があるとされています。
美容皮膚科で処方されることが多く、副作用は少ないとされていますが、血栓症のリスクがある方は医師に相談が必要です。

シナール

シナールは、ビタミンC(アスコルビン酸)とパントテン酸カルシウムを主成分とする内服薬です。

シミやくすみの改善、肌のトーンアップを目的として処方されることが多いです。 抗酸化作用があり、メラニン生成を抑制してシミや肝斑を改善します。 シナールは比較的副作用が少なく、安全に服用できる薬ですが、過剰摂取により胃腸の不調を起こす可能性があります。

ユベラ

ユベラは、主成分にビタミンE(トコフェロール酢酸ナトリウム)を含む内服薬で、メラニンの排出を促し、シミや肝斑のケアに用いられます。

ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、体内の細胞を酸化ストレスから守ると共に血行を促進する効果があり、肌の新陳代謝を高めてくすみや冷え性の改善が可能です。

またユベラは、他のビタミンや内服薬と組み合わせて処方されることが多く、相乗効果で美肌効果が高まる場合があります。メラニンの排出を考え、シミや肝斑のケアにも用いられることあります。 ユベラは比較的安全な薬ですが、過剰に摂取すると胃腸の不快感や頭痛などの副作用が起こる可能性があります。

美容皮膚科で処方される内服薬がおすすめな理由

美容皮膚科で処方される内服薬がおすすめな理由

先ほど紹介した内服薬は一部市販でも購入できる場合もありますが、美容皮膚科で処方される内服薬の方がおすすめです。
ここでは美容皮膚科で処方される薬がおすすめの理由について4つ解説します。

医療機関でしか処方できない薬をもらえる

美容皮膚科は医療機関にあたるため、市販では手に入らない医療用医薬品を処方できます。

医療用医薬品とは厚生労働省より有効成分の効果が認可されており、症状の治療や改善を目的に使用されるものです。 一方で市販薬も効果がないわけではありませんが、医療用医薬品ほどの効果は期待できない場合が多いです。

肌に合わせた美肌治療ができる

肌の悩みは人によってそれぞれで、場合によっては複数の症状が重なっていることもあります。

美容皮膚科では、医師の診断を受けて内服薬を処方できるため、肌の悩みや症状に合わせた美容治療が受けられます。

内服薬の処方だけではなく、生活習慣やセルフケアの指導が受けられる点も美容皮膚科を受診するメリットでしょう。

継続的なケアを受けられる

美容皮膚科では医師からの専門的な視点から継続的なケアを受けられます。

継続的なケアの例としては、適切に効果が発揮されているか、副作用の有無、内服薬の量、治療方針の見直しなどです。 仮に処方された内服薬を服用しても効果を感じられなかったり、副作用が起きたりした際にはすぐに対応できるため安心です。

外用薬と併用することで相乗効果が得られる

美容皮膚科では内服薬だけではなく外用薬も処方でき、併用することで効果の相乗効果が期待できます。

相乗効果が期待できるのは内服薬で身体の内側から、外用薬で身体の外側から症状にアプローチできるためです。 内服薬では効果に即効性は感じにくいですが、外用薬を併用することでより効果を早く実感できるでしょう。

美容皮膚科の内服薬を選ぶときのポイント

美容皮膚科の内服薬を選ぶときのポイント

美容皮膚科で内服薬を選ぶ際には主に2つのポイントがあります。それでは解説していきます。

医師の診察を受けて肌状態をチェックしてもらう

美容皮膚科の内服薬を選ぶ際には、医師の診察をしっかりと受けて肌状態や症状をチェックしてもらいましょう。

このときにどういったことに悩んでいるのか、どういった状態になりたいのかをしっかりと医師に伝えられるようにしてください。 そうすることで、より自分の希望する肌状態になるような内服薬を処方してもらえます。

効果的に治療したい場合は内服薬セットがおすすめ

より効果的に治療をしたい場合は内服薬セットを処方してもらいましょう。

内服薬セットは病院によって多少呼び方は異なりますが、異なる効果を持つ内服薬を処方してもらうことです。 異なる方面から症状や肌悩みにアプローチすることで、より治療効果を実感できるでしょう。
よくある組み合わせは以下のとおりです。

  • ビタミンC+L-システイン:メラニンの生成を抑える
  • ビタミンC+ユベラ:抗酸化作用の持続
  • ビタミンC+ビタミンE+トラネキサム酸:メラニンの生成抑制と肌の酸化防止で美肌をサポート

場合によっては内服薬・外用薬・漢方を組み合わせたものもあります。

美容皮膚科で処方される内服薬を使用する際の注意点

美容皮膚科で処方される内服薬を使用する際の注意点

内服薬はメスやレーザーなどを使用しないため、ダウンタイムはほとんどありません。
しかし、服用するうえでいくつかの注意点があるため、あらかじめ知っておきましょう。

しっかりと継続する

内服薬は効果に即効性がない場合が多く、変化を実感できるまでに数ヶ月掛かることもあるため途中で辞めずしっかりと継続しましょう。

継続するためには服用回数や費用に無理がないかが重要です。 1日3回服用などは、回数が多すぎると飲むことがストレスになり、継続が難しくなるかもしれません。 また、1回あたりの薬代が高い場合も経済的な問題で継続しにくくなるため、必ずチェックしておきましょう。

副作用が出る可能性がある

美容皮膚科で処方される内服薬は効果が期待できる反面、副作用がでてしまう可能性があります。

処方される内服薬によって現れる副作用は異なりますが、よくある症状は以下のとおりです。

  • 胃の不快感
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • めまい
  • 下痢
  • 肌のかゆみや湿疹 など

副作用が現れる確率は低いといわれていますが、もし症状が出た場合はすぐに服用を中止し、処方してもらった病院を受診しましょう。

飲み合わせに注意する

内服薬は種類によって持病の有無や健康状態、妊娠中などの飲み合わせに注意が必要な場合があります。

例えばイソトレチノインは妊婦さんが服用することで、胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産のリスクがあるとされています。 診察の際には持病や妊娠の有無についてはきちんと共有する必要があります。
もし、服用中の薬があればおくすり手帳や実物を持参し、正しい情報を医師に伝えるようにしましょう。 そして、仮に以前処方された内服薬が手元にあったとしても、処方当時とは状態が変わっている可能性があるため自己判断で服用しないようにしてください。

医師の指示に従う

処方された内服薬は必ず医師の指示どおりに服用するようにしましょう。

内服薬は効果を実感できるまでに時間がかかるため、早く効果を得たいと多くの内服薬を服用するのは危険です。 多くの内服薬を服用しても早く効果が実感できるわけではありません。 副作用が強く出てしまい、肌トラブルが悪化する可能性もあります。 指示どおりの用法容量を守り、どうしても効果が出ないと不安であれば医師に相談してみましょう。

まとめ

この記事では、美容皮膚科で処方されるおすすめの内服薬3選や注意点などを解説しました。 美容皮膚科で処方される内服薬がおすすめな理由としては、医療機関でしか処方できない薬がもらえる点や継続的なケアが受けられる点が挙げられます。 一方でしっかりと継続が必要であり副作用が出る可能性がある点は注意が必要な部分として知っておきましょう。

わたなべ皮膚科は、一般皮膚科と美容皮膚科の両方に対応しており、皮膚のお悩みはなんでも相談できる場所となっています。皮膚について少しでも気になる点や悩みがあればぜひ一度ご相談ください。

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