一般皮膚科－多汗症
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原発性腋窩多汗症とその治療方法

原発性腋窩多汗症とは

原発性腋窩多汗症とは、汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないのにもかかわらず、多量のワキ汗に悩まされる疾患です。 しかしワキの汗が多いなと感じていても、本当に自分が多汗症なのかわからない方もいらっしゃると思います。
大体の目安としては、シャツに汗染みができるなど、日常生活に支障をきたすほど多量の腋窩（わき）の汗が、明らかな原因がないまま6ヵ月以上みられ、以下の6つのチェック項目のうち2項目以上あてはまると「原発性腋窩多汗症」と診断しています。

原発性腋窩多汗症の診断基準チェック

• 最初にワキ汗の症状が現れたときの年齢は25歳以下だった。
• 左右両方のワキから同じように発汗がみられる。
• 睡眠中はワキ汗は止まっている。
• 1週間に1回以上、ワキ汗が多いと感じることがある。
• 家族にもワキ汗の多い人がいる。
• 日常生活の中で、ワキ汗が多くて困る場面がある。

原発性腋窩多汗症の重症度評価チェック

次に多汗症の重症度をチェックしてみましょう。
以下の（1）～（4）の中からあてはまる症状を選ぶ方法で、自覚症状を基に重症度を評価できます。
（3）～（4）が重症とされています。

（1）発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない。
（2）発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある。
（3）発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある。
（4）発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある。

さて、どのような結果になったでしょうか？

保険適用の治療もあります。
多汗症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

主な治療法

当院における、原発性腋窩多汗症の主な治療法は以下の通りです。

・汗を出す指令をブロックする働きのあるエクロック®ゲルを、わきに塗布します。
・汗の出口を塞ぐ働きのある塩化アルミニウム製剤を、わきに塗布します。
・汗を出す指令を伝える神経に作用するA型ボツリヌス毒素を、わきに注射します。

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